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外国人の真の共生を促進し、国際交流に寄与する NPO Oizumi Kokusai Kyouiku Gijyutsu Fukyu Center

2008年度活動報告2008 Report

親子参加型日本語講座 第1回会議


・親子参加型日本語講座
 平素は当特定非営利活動法人大泉国際教育技術普及センターの事業に対し深いご理解と格段のご支援ご協力を賜り有り難うございます。
 言葉の教育は人間同士が日常生活において円滑なコミュニケーションと相互理解を図るためだけでなく、グローバル化が進む今日の高度産業社会を生き抜くために必要な思考力を育てる上でも不可欠です。それは現代社会における社会的生存の条件であり、その意味では、言葉の習得は人権の一部だといってもよいでしょう。ところが、この必要不可欠の権利を享受する機会を奪われている人々がいるのです。今日様々な事情から異言語異文化の国に渡航して働くことになった人々とその子どもたちがそうです。
 異言語異文化の国で暮らす以上、おとなも日常生活に困らない程度の地域の言語能力を獲得する必要があります。とりわけ、潜在的な能力と将来的可能性をいっぱい持つ子どもたちに、彼らが将来、この地球上のどこに住むことになろうと、しっかり考える力、物事を正しく判断する能力を獲得させるためには、それ相応の支援が必要です。まず必要な支援は、いうまでもなく、いま居住する国・地域の言語を使いこなす力を身につけさせることです。その言語習得の教育に親と子どもがともに参加し、母語による会話とともに地域言語による会話が交わせるようになれば、学校や地域についての話題も増え親子の絆を深めるのにも役立つことでしょう。
とこの様な趣旨で始めた親子日本語教室も今年7年目をむかえております。
 文化庁の支援事業として毎年大泉町近隣のブラジル人を対象に年30回無料日本語教室を火曜日7時〜9時のクラスを開催しており、毎年のべ1800人の参加がある。
  この大不況のあおりを受け、派遣切りにあったブラジル人たちに仕事にありつけるかどうかは日本語力の有無が問われております。
年間30回の日本語授業、残念なことに毎年5ヵ月位のブランクがあき、学びたい人たちが学べない状態が続いております。
 もう一つの文化庁支援事業は先輩から学ぶ日本語教室です(赤ジャン教室ともよばれている)
 現在、日伯学園の高学年の生徒たちが放課後を近隣のブラジル人学校へも呼びかけ、低学年に日本語の初歩を週3回教えています。 昨年度から始ったこの事業は赤ジャンを着て教える先輩たちが目にみえて日本語力が向上し、低下した場合は赤ジャンを別な同級生に譲らなければならないということもあり、
  まず、自分が学び、そして低学年の目標にもなっているという副次的効果が表れていますが、この事業も年間5ヵ月ブランクがあり、事業継続して行きたい思いであります。

・第1回会議

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